
「ひとりひとりに合った方法で心を癒してほしい」
子どもを亡くすという悲しい思いからその悲しい思いを乗り越えるまでには、
たくさんの方法と人それぞれのステップがあると思います。
たくさん泣いたり、悲しい思いを聞いてもらったり、
自分ひとりだけではなくたくさんの仲間がいることを知ったり・・・。
そしてその方法を見つけ出すために本を探したり、
ネットを尋ねたり、自助グループに参加したり・・・。
心を癒すための手段は人それぞれ違います。自分に合った方法を探し出し、
そこに参加して心を癒していってほしいと思っています。
そのためにたくさんの選択肢があれば、と考えています。
そして「天使のブティック」もその選択肢の一つになればよいと思っています。

「ゆっくりと心を癒す方法をみつけてほしい」
「天使のブティック」の製作物を差し上げた方から、お礼のメールを時々いただきます。
その方の多くに「どうやって立ち直ったのですか?」
「どうやったら強くなれますか?」とご質問をいただくことがあります。
「そんな時こうすればいいとかああすればいいという答えはありません。」
でも「あえて言うなら時間でしょうか?」とお答えしています。
確かに時間は少しずつですが心を癒してくれます。
ただ、残念ながら目には見えず、振り返ったときにわかることです。
あとは、「ひとりではないよ」と教えてくれる方法として本を薦めたり、
同じ経験をした天使ママ仲間が集まった「お話の会」をご紹介しています。

「ここは亡くなった子どもの話もできる場所」
「天使のブティック」はその「お話の会」から1つステップをあがり、
「自分も何かしたい」と思えるようになった方が
参加できる場所であればよいと思っています。
私たちは月に1回集まって、お話をしながらベビー服や帽子を作っています。
その中のお話の90%以上はたわいない日常生活のことで
普通にお友達とお話するようなことです。
私たちは日常生活の中ではなかなか亡くなった子どもの話をすることができませんが、
ここでなら、いつでも亡くなった子どもの話をしてもいいのです。
そんな場所が私たちの身近にはありませんでした。

「製作物は同じように悲しい思いをしたご両親へのプレゼント」
「天使のブティック」は善意の寄付で材料を買い
製作を行っています。会費はありません。
月1回の活動に参加する交通費は自己負担していただいています。
製作作業はそれぞれが自分に出来ることを自分のペースでやっていますので、
いつまでにこれを作らなくてはいけないというノルマもありません。
作業が終わるとお弁当を買いに行きその場でお昼をとり、またお話を続けます。
そして、そこで作った製作物は病院をとおして無料で差し上げています。

「たくさんの選択肢があれば...」
「天使のブティック」では
私たちのように天使ママたちが参加し
活動しているグループ同士がつながることで、
何かを求め捜している天使ママたちに
「こんな活動をしているグループもありますよ」と紹介し合い、
その中でそれぞれが自分に合ったグループを選択し
参加できるようになればよいと思っています。